「テレビの後ろにコンセントが1つしかなく、いつもタコ足配線になっている」「掃除機をかけるたびに、コンセントの位置が遠くて延長コードを持ち歩いている」——生活していると、こうした「あそこにコンセントがあれば良かった」という場面に出会うことがあります。この記事では、電気工事士の視点から、コンセント増設工事でよくある事例と、工事の流れ・注意点について解説します。
この記事でわかること
- コンセント増設でよくある不便の事例
- コンセントが足りないことで起きるリスク
- 増設工事の流れ
- 増設と合わせて検討したいこと
- 費用感と工事期間の目安
- よくある質問
コンセント増設でよくある不便の事例
実際のご相談でよく聞かれる、コンセント不足の具体的な事例をご紹介します。
- テレビ台の裏に、テレビ・レコーダー・ゲーム機用のコンセントが1つしかなく、タコ足配線になっている
- キッチンで電子レンジ・炊飯器・電気ケトルを同時に使うと、ブレーカーが落ちてしまう
- 寝室にスマートフォンの充電用コンセントがなく、床に延長コードを這わせている
- デスクワーク用の部屋に、パソコン・モニター・プリンターをつなぐコンセントが足りない
- 洗面所でヘアドライヤーや洗濯機と同時にコンセントを使うと不便を感じる
コンセントが足りないことで起きるリスク
コンセント不足を延長コードやタコ足配線で対応し続けると、見た目の不便さだけでなく、次のようなリスクにつながることがあります。
| リスク | 内容 |
|---|---|
| トラッキング火災 | コンセント・電源タップにホコリが溜まり、湿気を吸って発火する現象 |
| 過負荷による発熱 | 1つのコンセントに複数の家電を集中させ、許容量を超えて発熱する |
| コードの断線・劣化 | 延長コードを踏んだり家具で挟んだりして、内部の断線につながる |
| つまずき・転倒事故 | 床を這う延長コードに引っかかって転倒するリスク |
1つのコンセントに複数の電源タップをつなぎ、多くの家電を同時に使用するタコ足配線は、許容電流を超えた過負荷や、ホコリによるトラッキング火災のリスクを高めます。日常的にタコ足配線が必要になっている場所は、コンセント増設の検討をおすすめします。
増設工事の流れ
①現地調査・ヒアリング
普段の生活でどのような不便を感じているか、どこにコンセントを増やしたいかをお伺いします。分電盤の空き容量や、壁内の配線状況も合わせて確認します。
②配線ルートの検討
壁を壊さずに配線できるルートがあるか、壁内を通す必要があるかを検討します。既存の壁紙や内装をできるだけ傷めない方法をご提案します。
③増設工事・動作確認
コンセントを増設し、正しく通電しているかを確認して完了です。1箇所であれば比較的短時間で完了することが多く、日常生活への影響も少なく済みます。
増設と合わせて検討したいこと
コンセント増設を検討する際、次のような点も合わせて検討すると、より快適な仕上がりになります。
- USBポート付きのコンセントへの変更(スマートフォン充電の利便性向上)
- 床置きの家電が多い場所は、床付近ではなく高い位置にコンセントを設置する
- キッチンなど水気のある場所は、防水タイプのコンセントを選ぶ
- 今後増える予定の家電も見据えて、少し多めに増設しておく
費用感と工事期間の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 既存配線を利用したコンセント増設(1箇所) | 数千円〜 |
| 壁内に新たに配線が必要な場合 | 配線距離・経路により追加費用 |
| 工事期間 | 数十分〜半日程度(箇所数・工事内容により変動) |
実際の費用は、既存の配線を利用できるかどうか、壁の構造、増設する箇所数によって変動します。正確な金額は現地調査後のお見積りでご案内しています。
よくある質問
コンセントの不便を感じている方は、まずは現地調査からご相談ください。
無料相談・お問い合わせはこちら
TEL. 0155-25-1183