この記事はこんな人におすすめ
- 電気工事士の仕事が配線だけでなく、重機操作など幅広い作業を含むことを知りたい方
- 小型移動式クレーン・玉掛けの資格が電気工事の現場でどう活きるか具体的に知りたい方
- ダイナミックな仕事内容に魅力を感じており、電気工事士へのキャリアチェンジを検討している方
「電気工事士の仕事といえば、配線やコンセントの取り付けでしょ?」——そう思っている方に、ぜひ知ってほしい電気工事の世界があります。電柱を建てる「建柱工事」・変圧器を吊り上げて電柱に設置する作業・大型の配電盤をクレーンで据え付ける工事——電気工事の現場には、重機を操りながら大きな設備を扱う、ダイナミックな仕事が数多くあります。
こうした現場で必要になるのが「小型移動式クレーン運転技能講習」と「玉掛け技能講習」という二つの資格です。この二つは常にセットで活用される資格で、クレーンで重い資材・機器を吊り上げる操作と、吊り上げる際にワイヤーやスリングをかける作業の両方をカバーします。「電気工事士が重機を操る」という組み合わせは、現場での活躍の幅を大きく広げる最強の武器になります。
今回は、帯広・十勝エリアで建柱工事・変圧器設置など重機を使う電気工事に数多く携わってきた株式会社セイトー電設の電気工事士の視点から、小型移動式クレーンと玉掛けの資格が電気工事の現場でいかに大切かをお伝えします。
目次
電気工事士が「重機を使う仕事」をする場面とは
電気工事の現場で小型移動式クレーンと玉掛けの技術が必要になる場面を、具体的にご紹介します。まず最も代表的なのが「建柱工事」です。電柱を新しく立てる工事では、数百キログラムから1トン以上の重量がある電柱を、建柱車(クレーン付きの特殊車両)で吊り上げて正確な位置に立てます。この作業には玉掛けの技術でワイヤーをかける工程が不可欠です。
次に「変圧器・開閉器の設置工事」です。電柱の上に設置する変圧器は数百キログラムの重量があり、クレーンで吊り上げながら正確に取り付ける作業が必要です。さらに「大型分電盤・制御盤の搬入・据え付け」があります。工場・大型施設の電気設備工事では、大型の制御盤や変圧器を搬入・据え付けるためにクレーンが使われます。「電気工事士+重機の資格」という組み合わせを持つ職人は、こうした現場のすべての工程に関われるため、チームにとって非常に価値の高い存在になります。
よくある誤解:「クレーンの操作はクレーン専門の業者がやること」
「クレーンを使う作業は、重機専門の業者に別途依頼するもので、電気工事士がやることではない」と思われている方がいます。しかし実際の現場では、電気工事士自身が資格を持ってクレーン操作・玉掛け作業を行うケースは多くあります。
特に建柱工事・小規模な変圧器の設置工事では、電気工事士の職人が建柱車を操作しながら作業を進めることが、工事のスピードと品質の観点で最も合理的です。クレーン専門業者を呼ぶと工程が増え・コストが上がり・日程調整が複雑になります。「電気工事士が重機も扱える」というワンストップの対応力が、特に農村部の工事現場では重要な競争力になります。十勝の広大なエリアで電気工事を行う株式会社セイトー電設にとって、自社の職人が幅広い資格を持っていることが、迅速・効率的な現場対応を可能にしています。
プロが解説する「小型移動式クレーンと玉掛けの資格内容」
二つの資格の内容と取得の流れを、それぞれ整理してご説明します。
小型移動式クレーン運転技能講習は、吊り上げ荷重1トン以上5トン未満の移動式クレーンを操作するための資格です。学科では移動式クレーンの構造・原動機・電気・安全装置・荷重に関する知識・関係法令を学びます。実技ではクレーンの操作(フックの上下・旋回・ブームの起伏)を実際に行います。保有する資格によって一部が免除されますが、概ね2〜3日の講習で修了できます。建柱車・ユニック車(クレーン付きトラック)の作業装置を操作するために必要な資格で、電気工事の現場で非常に頻繁に活用される実践的な資格です。
玉掛け技能講習は、クレーンで荷物を吊り上げる際に、ワイヤーロープ・チェーン・スリングといった吊り具を荷物にかけて・はずす「玉掛け作業」を行うための資格です。吊り上げ荷重1トン以上のクレーンを使う場合に必要です。学科ではクレーンの種類・力学・ワイヤーロープ・安全作業に関する知識を学びます。実技では実際にワイヤーをかけてクレーンで吊り上げる作業を行います。こちらも概ね3日程度の講習で修了できます。玉掛けは「吊り方が不適切だと荷物が落下する」という直接的な危険性がある作業のため、正しい技術と安全意識の習得が特に重要です。
「セットで持つ」ことで生まれる相乗効果
小型移動式クレーンと玉掛けの資格は、常にセットで活用されます。クレーンを操作できても玉掛けができなければ荷物を吊れず、玉掛けができてもクレーンを操作できなければ作業が成立しません。この二つをセットで持つことで、建柱工事・変圧器設置・大型資材の搬入といった工事を一人でまとめて担当できるようになります。
さらに電気工事士の資格と組み合わせると、「現場の搬入から電気工事の完成まで一人で責任を持って担当できる職人」になります。「クレーンで変圧器を吊り上げて・電柱に設置して・電気配線を接続する」という一連の作業を一人でこなせる電気工事士は、チームの中で中核を担う存在として活躍できます。資格の組み合わせが、職人としての総合力を大きく引き上げます。
建柱工事の「ダイナミックな現場」を現場目線で伝える
電気工事の中でも特にダイナミックさを感じる仕事が、建柱工事です。重さ数百キログラムの電柱を建柱車で吊り上げ、掘削した穴に正確に立てる——この作業には、クレーンの繊細な操作・玉掛けの正確な技術・現場の指揮と連携というすべてが求められます。
電柱が真っ直ぐに立ち、ワイヤーがピンと張られた瞬間の達成感は格別です。「自分が立てた電柱がこの地域の電気を支えている」という実感は、配線工事とはまた別の職人としての誇りを与えてくれます。「電気工事士はコンセントを触るだけの仕事」というイメージが、建柱工事の現場に立った瞬間に完全に覆ります。電柱一本を建てるために動員される技術・機材・チームワークは、まさに本格的な土木・電気の融合した現場です。この仕事の面白さを知ってしまうと、電気工事士という職業の奥深さに改めて気づかされます。
現場でよくある実例:「クレーンと玉掛けで現場が変わった」話
以前、農業施設への大型変圧器の設置工事で、電気工事士の社員が小型移動式クレーンと玉掛けの両資格を使って変圧器の吊り上げ・設置を担当しました。以前は同様の工事でクレーン業者への依頼が必要でしたが、社内で資格を持つ職人が増えたことで、自社だけで工事を完結できるようになりました。
「クレーン業者の手配・日程調整が不要になり、工期が大幅に短縮された。農家のオーナーからも『こんなに早く終わるとは思わなかった』と喜ばれた」という経験が、資格の組み合わせが生む現場での価値を証明してくれました。職人一人ひとりが複数の資格を持つことが、チーム全体の機動力と対応力を高めることを、この現場で改めて実感しました。
まとめ:電気工事士は「配線だけじゃない」多能工としての可能性がある
小型移動式クレーンと玉掛けの資格を持つ電気工事士は、配線工事だけでなく重機を使う建柱工事・大型設備の設置工事まで幅広く担当できる「多能工」としての価値を持ちます。担当できる現場が増えるほど、職人としての経験値と市場価値は着実に積み上がっていきます。
「電気工事は地味な仕事」というイメージを持っている方ほど、建柱工事や変圧器設置の現場に立ったときのダイナミックさに驚かれます。電気工事士という職業の本当の幅広さと面白さを知っていただくために、株式会社セイトー電設は多様な現場経験と資格取得の機会を提供し続けます。
「重機を使う電気工事の仕事に興味がある」「小型移動式クレーンや玉掛けの資格を取りながら電気工事士として働きたい」「建柱工事など幅広い現場を経験したい」——そんな方は、ぜひ株式会社セイトー電設にご連絡ください。資格取得費用の会社負担・先輩職人による現場指導・多様な工事現場の経験機会が揃っており、電気工事士としての総合力を最大限に伸ばせる環境が整っています。
帯広・十勝エリアで地域密着の電気工事会社として、ダイナミックな仕事に挑みたい仲間を随時募集しています。まずはお気軽にご連絡ください。
よくある質問(Q&A)
Q. 小型移動式クレーンと玉掛け、どちらから取得するのがよいですか?
A. どちらから取得しても問題ありませんが、同時期に続けて取得する方が多いです。学科の内容に共通部分があるため、セットで受講すると学習効率が高まります。株式会社セイトー電設では、タイミングを合わせて両方をまとめて取得できるよう講習のスケジュールを調整しています。
Q. 建柱工事はどのくらいの頻度で経験できますか?
A. 十勝エリアでは電柱の新設・建て替え工事が定期的にあり、年間を通じて経験できる機会があります。最初は先輩の補助として現場を学び、資格取得後に徐々に担当範囲を広げていく流れが一般的です。現場の回数を重ねることで、重機操作の精度と安全意識が着実に高まります。
Q. 重機の操作が怖い・苦手でも、電気工事士として活躍できますか?
A. もちろんです。クレーンや建柱車の操作は最初から得意な人はほとんどおらず、練習と経験を重ねることで身につくものです。重機の操作が苦手な方でも、配線工事・設備点検・室内工事など幅広い現場で活躍できます。得意分野を伸ばしながら少しずつ新しい技術にも挑戦できる環境です。
▶︎採用情報はこちら:
株式会社セイトー電設|帯広・十勝エリアの電気工事士求人
▶︎参考情報:
経済産業省|電気工事士制度について
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