こんなお悩みはありませんか?
- 電気工事の見積書に「D種接地工事」と書かれていたが何のことかわからない
- 機械や設備にアースを取らなければならないと聞いたが、種類があると知らなかった
- 接地抵抗の測定結果が報告書にあるが、その数値が問題ないのか判断できない
この記事では、接地工事(アース工事)の目的・種類・接地抵抗の基準・施工のポイントを解説します。
📖 読了時間の目安:約9分
セイトー電設は帯広・十勝エリアで創業50年以上、住宅・工場・農業施設の電気工事を手がけてきました。接地工事は感電事故防止の基本であり、すべての電気工事に密接に関わる重要な工事です。
接地工事(アース)とは何か?なぜ必要なのか
接地工事とは、電気設備の金属部分(機器の外箱・配線管など)と大地(地面)を電気的に接続する工事のことです。万が一、絶縁不良などで金属部分に電気が流れてしまったとき、電流を大地に逃がすことで感電事故を防ぐ安全装置の役割を果たします。
接地が不十分な設備に触れると、大地を経由して人体に電流が流れ感電します。特に水気の多い場所(農業施設・酪農施設・厨房・洗車場など)では、接地の有無が命にかかわるリスクを左右します。
接地工事の4種類と接地抵抗の基準
| 種別 | 接地抵抗値 | 主な適用対象 |
|---|---|---|
| A種 | 10Ω以下 | 高圧・特別高圧機器の外箱など |
| B種 | 変圧器の1線地絡電流値により決定 | 変圧器の低圧側中性点など |
| C種 | 10Ω以下(漏電遮断器設置時500Ω以下) | 300V超の低圧機器の外箱など |
| D種 | 100Ω以下(漏電遮断器設置時500Ω以下) | 300V以下の低圧機器の外箱・コンセントのアース端子など |
帯広・十勝エリアの施工で特に注意すること
北海道の土壌は地域によって岩盤が浅い場所・粘土質・砂質など様々で、接地抵抗値を基準内に収めるために施工の工夫が必要なケースがあります。特に冬場は土壌が凍結するため、凍結深度以下に接地極を埋設することが必要です。帯広エリアの凍結深度は70〜100cm程度とされており、接地極の埋設深度はこれを考慮して設計します。
接地抵抗が規定値に収まらない場合は、接地極を複数並列に打ち込む・接地極を深く打ち込む(深打工法)・接地抵抗低減剤を使用するなどの方法で対応します。セイトー電設では現地の土壌条件に合わせた接地工事の設計・施工を行っています。
接地抵抗の測定と点検
接地工事が完了したら、接地抵抗計(アーステスター)で接地抵抗値を測定し、規定値以内であることを確認します。年次点検や定期調査報告でも接地抵抗の測定が行われます。経年変化(接地極の腐食・土壌の変化など)により接地抵抗が高くなることがあるため、定期的な確認が重要です。
よくある質問
Q. 家庭用のコンセントにアースは必要ですか?
洗濯機・エアコン・電子レンジなど水気のある場所や加熱機器のコンセントはD種接地(アース線接続)が推奨されます。特に水回りの機器はアースを接続することが感電事故防止の基本です。アース端子のないコンセントへの追加工事もご相談ください。
Q. 接地工事は何年ごとに点検が必要ですか?
接地抵抗は年次点検・定期調査報告(4年に1回)での測定が一般的です。高圧受電設備のA種・B種接地は年次停電点検(年次点検)での確認が推奨されます。測定値の経年変化を記録しておくと劣化の傾向が把握できます。
Q. 既存の設備にアースが取られていない場合はどうすればいいですか?
後付けで接地工事を実施することは可能です。接地極の埋設・接地線の配線工事が必要です。費用は設置場所の環境・土壌条件・配線距離によって異なります。まず現地確認にてご相談ください。
まとめ
- 接地工事は感電事故・電気火災を防ぐ安全設備で、全ての電気設備に関わる重要な工事です
- 接地にはA種・B種・C種・D種の4種類があり、設備の電圧・種類によって使い分けが決まります
- 帯広・北海道では凍結深度を考慮した埋設深度・土壌条件に合わせた施工が必要です
- 接地抵抗は定期的に測定し、規定値内であることを確認することが重要です
- 接地工事の新設・点検はセイトー電設にご相談ください
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