電柱に鳥の巣ができている!停電や火災の原因と正しい連絡先を電気工事士が徹底解説します自分で対応しては危険

電気工事

春先になると、電柱の上に木の枝や針金のようなものが積まれているのを見かけることがあります。これはカラスなどの鳥が作った巣で、実は放置しておくと停電や火災の原因になることがある、見過ごせない問題です。この記事では、電気工事士の視点から、電柱の鳥の巣が引き起こすリスクと、発見した際の正しい対応・連絡先について解説します。

この記事でわかること

  1. 電柱の鳥の巣がなぜ危険なのか
  2. 巣の材料に使われるものと発生しやすい時期
  3. 発見した際に自分でやってはいけないこと
  4. 正しい連絡先と対応の流れ
  5. 再発を防ぐための取り組み
  6. よくある質問

電柱の鳥の巣がなぜ危険なのか

カラスなどの鳥は、電柱の上部にある柱上変圧器の周辺や、電線と電線の間のスペースに巣を作ることがあります。巣の材料に金属製のハンガーや針金が使われていると、電線同士が接触してしまい、停電を引き起こす原因になります。さらに、巣が原因で火花が発生し、火災につながるケースも報告されています。人が住む場所のすぐそばで発生するトラブルであるため、決して他人事ではありません。

リスク 内容
停電 巣の材料が電線同士を接触させ、地域一帯の停電を引き起こす
火災・火花 金属製の巣材が原因で発火し、火災に至るケースがある
設備の損傷 柱上変圧器や機器の周辺に巣が作られ、故障の原因になる

巣の材料に使われるものと発生しやすい時期

カラスは、木の枝だけでなく、針金製の洗濯用ハンガーや、庭先に放置された金属製の資材などを好んで巣の材料に使うことが知られています。特に3月から5月頃の繁殖期にかけて、電柱への巣作りが多く見られる傾向があります。金属製の材料が使われている巣は、電線への接触リスクが特に高く、早期の対応が重要です。

発見した際に自分でやってはいけないこと

⚠️ 自分で巣を撤去しようとするのは絶対にやめてください
電柱には高圧線・低圧線など、感電すると命に関わる電線が通っています。梯子を使って自分で巣を取り除こうとすることは、感電・落下事故につながる大変危険な行為です。また、電柱への無断の作業は法律上も問題になる可能性があります。発見した場合は、必ず電力会社などの専門機関に連絡してください。

正しい連絡先と対応の流れ

電柱に鳥の巣を発見した場合は、その電柱を管理している電力会社(送配電を担う事業者)に連絡するのが基本です。電柱には管理番号が記載されたプレートが取り付けられていることが多く、この番号を伝えるとスムーズに対応してもらえます。連絡を受けた電力会社は、専門の作業員が安全な方法で巣を撤去します。緊急性が高いと判断された場合は、優先的に対応してもらえることもあります。

連絡の際に伝えるとよい情報

  • 電柱に記載されている管理番号(プレートに記載)
  • 巣ができている大まかな住所・目印になる建物
  • 巣の大きさや、電線との距離感(わかる範囲で)

再発を防ぐための取り組み

鳥の巣は繁殖期になると同じ場所に何度も作られることがあります。電力会社では、巣を作りにくくするための対策(巣を作りにくい形状のカバーの設置など)を行っている地域もあります。個人でできる対策としては、庭先に針金製のハンガーや金属資材を放置しないようにすることが、間接的な予防につながります。

よくある質問

Q. 巣を見つけたら、御社に連絡すればいいですか?
電柱の設備自体は電力会社の管理となるため、まずは電力会社(送配電事業者)へのご連絡をおすすめします。連絡先がわからない場合は、当社でも確認方法をご案内できます。
Q. 巣の中にヒナがいる場合はどうなりますか?
状況に応じて、電力会社が安全な方法で対応します。個人で対応しようとせず、まずは連絡することが大切です。
Q. 自宅の庭木に巣がある場合も同じ対応ですか?
電柱以外の場所にある巣については、鳥獣保護に関する法令が関わることもあるため、自治体や専門機関にご相談いただくのが確実です。

電柱や電気設備に関する不安・疑問は、お気軽にご相談ください。

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