店舗の照明をLED化するメリットとは?帯広・十勝のお店が知っておきたい演色性と光の色で商品を美しく見せる方法

一般電気工事

こんなお悩みはありませんか?

  • 店舗の蛍光灯をLEDに替えたいが、商品の見え方やお店の雰囲気が変わらないか心配
  • 「演色性」や「色温度」という言葉を聞くが、何を基準に選べばよいのかわからない
  • 営業を止めずに、照明を替えるにはどうすればよいのか知りたい

 この記事では、店舗の照明をLED化するときに、お店の雰囲気や商品の見え方を良くするための、演色性や光の色の考え方を、帯広・十勝の現場経験をもとに、専門用語をかみ砕きながらわかりやすく解説します。

📖 読了時間の目安:約12分

セイトー電設は帯広・十勝エリアで創業50年以上、地域の住宅・農業・工場の電気工事を手がけてきました。この記事は現場担当者が実際によくいただく質問をもとに作成しています。

店舗の照明で、お店の印象と売り場が変わる

 お店に入ったとき、「何だか居心地がいい」「商品がおいしそうに見える」と感じたことはありませんか。その印象には、照明が大きく関わっています。同じ商品でも、当たる光の色や強さによって、新鮮そうに見えたり、くすんで見えたりします。

 店舗の照明は、ただ明るくするだけの設備ではありません。お客様に、お店の雰囲気を伝え、商品の魅力を引き出し、足を運びたくなる空間をつくる、大切な役割を担っています。

 そして、いま、多くの店舗で、蛍光灯や古い照明からLEDへの切り替えが進んでいます。蛍光灯は、製造や輸出入が廃止される流れにあり、将来はランプが手に入りにくくなることが考えられます。電気代や交換の手間を減らすだけでなく、お店の見せ方を見直す、良い機会にもなります。

「LEDにしたら、雰囲気が変わってしまった」という声も

 LEDに替えたあとで、「色が冷たく感じる」「商品が美味しそうに見えない」「何だか落ち着かない」といったお声をいただくことがあります。これは、LEDの選び方や、光の色・演色性の考え方が、お店に合っていなかったことが原因である場合があります。

 反対にいえば、選び方を押さえておけば、お店の雰囲気を損なわず、むしろ良くすることができます。この記事では、そのポイントを、できるだけやさしくお伝えします。

店舗のLED化で押さえたい3つのこと

 店舗のLED化では、次の3つを意識すると、失敗しにくくなります。

  • 演色性:ものの色が、どれだけ自然に見えるか
  • 色温度:光の色の傾向(赤みがかったあたたかい光か、青白くすっきりした光か)
  • 配光と明るさ:どこを、どのくらい照らすか

古い照明のままだと、お店にどんな影響がある?

暗くなったり、ちらついたりすると、印象が悪くなる

 蛍光灯は、使ううちに、少しずつ暗くなります。寿命が近づくと、ちらついたり、点灯しにくくなったりします。お客様に、「古い」「清潔感がない」といった印象を与えてしまうことがあります。

色がくすんで見える

 古い照明では、ランプの劣化や器具の汚れで、色の見え方が変わることがあります。特に、食品や衣料品など、色が大切な商品では、実際より美味しそうに見えない、きれいに見えない、といったことが起きる場合があります。

電気代と交換の手間

 店舗は、営業時間中ずっと、照明を点けています。その分、電気代が、毎月の経費の一部を占めます。また、高い天井や、お客様のいる場所でのランプ交換は、手間がかかります。

熱による商品への影響

 照明が発する熱で、売り場の温度が上がったり、商品が傷んだりすることがあります。チョコレートや生鮮食品など、熱に弱い商品では、気になる点です。LEDは、一般に、蛍光灯などよりも、発する熱が少ない傾向があります(製品や商品によって異なります)。

ランプの入手が難しくなる

 蛍光灯は、製造や輸出入が廃止される流れにあります。いま使えているものがすぐに使えなくなるわけではありませんが、将来、同じランプが手に入りにくくなる可能性があります。

⚠ 注意
照明器具の交換や配線の変更は、電気工事の資格が必要な作業を含みます。ご自身で行わず、専門の電気工事会社にご相談ください。脚立での作業も、転落の危険があります。

演色性とは?「ものの色が自然に見える」ための数字

 LEDを選ぶときに、もっとも大切なのが、「演色性」です。

演色性(Ra)とは

 演色性とは、照明が、ものの色を、どれだけ自然に見せてくれるかを表す性質です。「Ra(アール・エー)」という数字で表され、100に近いほど、太陽の光の下で見たときの色に近く、自然に見えます。

 同じ赤いトマトでも、演色性の低い光の下では、くすんで見えたり、色が違って見えたりします。演色性の高い光の下では、みずみずしい赤に見えます。

目安の数字と、使い分け

 一般的な目安として、次のような使い分けが考えられます(製品や条件によって異なります)。

場所・業種 演色性の考え方
事務所・バックヤード Ra80程度でも、日常の用途には十分なことが多い
一般の小売店・飲食店 Ra80以上を基本に、商品の見え方で選ぶ
生鮮食品・青果・精肉・鮮魚 Ra90前後など、高いものが選ばれることが多い
衣料・雑貨・美容 色の再現が大切なため、高い演色性が向く

「R9」という数字にも注目

 演色性の中でも、特に「赤色」の見え方を表す数字を、「R9(アール・ナイン)」といいます。肉や、トマト、肌の色などの見え方に関わるため、精肉や、美容室、衣料品などでは、R9も意識すると、より自然な見え方になります。

数字だけでなく、実際の見え方を確認する

 演色性の数字は、大切な目安ですが、数字だけで、見え方のすべてが決まるわけではありません。可能であれば、実際の商品を、サンプルの光の下で見て確かめるのが、一番確実です。当社でも、現地でのご提案の際に、見え方の確認をしやすい方法を、一緒に考えます。

光の色(色温度)で、お店の雰囲気は大きく変わる

 演色性と並んで、お店の雰囲気を決めるのが、「光の色」です。

色温度とは

 光の色は、「ケルビン(K)」という単位の「色温度」で表されます。数字が低いと、オレンジがかった、あたたかい光になり、数字が高いと、青みがかった、すっきりした光になります。

  • 電球色(約2,700〜3,000K):オレンジがかった、落ち着いたあたたかい光
  • 温白色(約3,500K前後):自然で、やわらかい光
  • 昼白色(約5,000K前後):自然光に近い、白く明るい光
  • 昼光色(約6,500K前後):青みのある、すっきりした光

業種別の考え方

 光の色は、業種や、お店のコンセプトによって、向き不向きがあります。一般的な考え方を、ご紹介します。

飲食店・カフェ・居酒屋

 落ち着いた雰囲気や、料理のおいしそうな見え方を大切にするため、電球色や温白色が選ばれることが多くあります。料理が、あたたかみのある色に見えて、食欲をそそる効果もあります。

小売店・ドラッグストア・コンビニ

 商品が見やすく、清潔感や活気を感じられる、昼白色や温白色が多く使われます。商品が細かく並ぶ棚では、明るさのムラが出ないことも大切です。

青果・精肉・鮮魚などの生鮮食品

 商品の色を自然に、新鮮に見せるため、演色性の高い光が向きます。肉の赤、野菜の緑、魚の銀色などを、いきいきと見せられるよう、光の色や演色性を、調整します。

衣料品・雑貨・靴などの店舗

 商品の色が、お客様の家の中や、太陽の下でも、大きく変わらないように見えることが、大切です。自然光に近い、演色性の高い光が向きます。

美容室・サロン・エステ

 肌や髪の色、メイクの色が、きれいに見えることが大切です。同時に、お客様が、リラックスできる雰囲気も必要なため、色温度と演色性のバランスを考えます。

診療所・事務所を兼ねるお店

 清潔感や、作業のしやすさを重視するなら、昼白色が選ばれやすくなります。

売り場の中で、光の色を使い分ける方法

 お店の中で、場所ごとに光の色を変える方法もあります。たとえば、入口や通路は、明るく開放的に、商品の棚は、色が自然に見えるように、レジ周りや休憩の場所は、落ち着いた光に、といった使い分けです。

「うちの場合はどうなんだろう?」と思ったら、まずは無料相談を

帯広・十勝エリア対応。現地確認・見積もりは無料です。

無料で相談してみる →

配光と明るさ:商品を引き立てる光の当て方

「全体を明るく」と「見せたいところを照らす」を組み合わせる

 店舗の照明は、全体を均一に明るくする「全般照明」と、商品や壁面など、見せたい場所を照らす「重点照明(スポットライトなど)」を、組み合わせるのが基本です。全体の明るさに、メリハリをつけると、お店の奥行きや、商品の魅力が引き立ちます。

ダウンライト・スポットライト・ダクトレールの使い分け

  • ダウンライト:天井に埋め込む照明。すっきりした印象で、全体を明るくするのに向く
  • スポットライト:光を一点に集める照明。商品や壁の飾りを、際立たせるのに向く
  • ダクトレール:天井につけたレールに、スポットライトなどを自由に取り付ける。商品の配置換えがしやすい

まぶしさ(グレア)への配慮

 お客様の目に、光が直接入ると、まぶしく感じて、居心地が悪くなります。まぶしさのことを、「グレア」といいます。器具の向きや位置、反射を抑える工夫で、まぶしさを減らすことができます。

調光と、時間帯での雰囲気づくり

 LEDは、明るさを調整する「調光」に対応した製品が多くあります。昼と夜で、明るさや雰囲気を変えたり、閉店前の時間帯を、落ち着いた光にしたりすることもできます。ただし、調光に対応していない製品もあるため、事前の確認が必要です。

ちらつきの少ない製品を選ぶ

 LEDの中には、人の目にはわかりにくい、細かいちらつき(フリッカー)がある製品もあります。スマートフォンのカメラで店内を撮ると、画面に縞模様が出ることもあります。SNSなどで、お店の写真や動画を発信する機会が多い店舗では、ちらつきの少ない製品を選ぶと安心です。

紫外線と熱の少なさは、商品を守る面でも有利

 LEDは、一般に、紫外線や、発する熱が少ない傾向があります。商品の日焼けや、傷みの心配を、減らしやすい面があります。ただし、商品の種類によっては、影響の出方が異なるため、気になる商品がある場合は、事前にご相談ください。

帯広・十勝ならではの視点:雪景色の中で、お店を見つけてもらう

 帯広・十勝では、地域の特性にあわせた店舗の照明も、大切です。

冬の夕方の「暗さ」と、外観の灯り

 冬の帯広は、夕方の早い時間から暗くなります。お店の入口や、看板、外観の灯りは、お客様が「あのお店、開いている」と気づいてもらうための大切な要素です。雪の白さが反射して、お店の灯りが、あたたかく見える効果もあります。

駐車場から入口までの安全

 十勝は、車で来店されるお客様が多い地域です。駐車場から入口までの足元が、雪や氷で滑りやすくなる冬は、外灯や、入口まわりの明るさが、安全面でも重要です。外灯には、耐低温・防水の製品を選びます。

入口の雪・結露への配慮

 入口付近は、外気との温度差で、結露しやすい場所です。防湿の性能のある器具を選ぶと、長く安心して使えます。

寒い季節のあたたかい雰囲気づくり

 寒い季節は、お客様が、「あたたかい」と感じる空間を求めます。電球色や温白色の灯りを活用して、お店の中を、ほっとできる雰囲気にするのも、一つの工夫です。

地元の暮らしと、お店の「顔」をつくる

 帯広・十勝には、地元の食材を使った飲食店や、個性のあるお店が数多くあります。照明は、お店の「顔」の一部です。

地元だからこそできる対応

 セイトー電設は、創業50年以上、帯広・十勝で、住宅から店舗、工場、農場まで、幅広い電気工事に携わってきました。地域の気候や、お店の営業の実情を踏まえて、無理のない方法をご提案します。

LED化で見落としやすい注意点:調光器との相性・看板・ショーウィンドウ

 店舗のLED化では、照明器具そのもの以外にも、確認しておきたい点があります。

調光器との相性

 店舗には、明るさを調整する「調光器(ちょうこうき)」が付いていることがあります。古い調光器は、LED照明に対応していないことが多く、ちらつきや、異音、うまく暗くならないといった不具合の原因になります。LED化の際には、調光器もLED対応のものに取り替える必要がある場合があります。

看板・ショーウィンドウ・外観の灯り

 店の外観は、通りがかりのお客様が、最初に目にする場所です。看板やショーウィンドウの照明は、昼と夜で見え方が変わるため、夜の見え方を想定して選ぶことが大切です。雪が多い冬は、積雪や着雪で、看板が隠れないよう、取り付けの位置にも配慮します。

営業時間外の「点けっぱなし」を減らす工夫

 閉店後も、防犯のために一部の照明を点けているお店もあります。LEDに替えると、点けっぱなしにかかる電気代を抑えやすくなります。タイマーや、センサーの活用も検討できます。

お店の写真や動画の見え方

 SNSやホームページで、店内の写真や動画を発信しているお店では、照明が映り方に影響します。色温度や演色性が合っていないと、実際の見え方と違って写ることがあります。発信の機会が多いお店は、撮影の見え方も意識して、光の色を選ぶとよいでしょう。

進め方の流れ:営業を止めずにLED化するために

ご相談から工事までの流れ

  1. お問い合わせ:電話、LINE、Webフォームのいずれかでご連絡ください。お店の種類や、気になっている点をお知らせください。
  2. 現地確認:照明の種類、台数、天井の高さ、売り場の様子を確認します。現地確認は無料です。
  3. ご提案:演色性、色温度、配光、調光などを整理して、お店に合う方法をご提案します。見え方の確認もご相談ください。
  4. 日程の調整:営業時間外や、定休日などを活用した、無理のない日程を決めます。
  5. 工事:資格をもつスタッフが、安全に配慮して作業します。
  6. 動作確認とご報告:点灯と明るさ、見え方を確認して、お引き渡しします。

一部のエリアから、試してみる方法も

 「いきなり全部は不安」という場合は、入口や、一部の棚だけを先にLEDにして、様子を見る方法もあります。見え方や、お客様の反応を確かめながら、段階的に進められます。

費用は、現地確認のうえでご案内します

 灯数、器具の種類、天井の高さ、工事の内容などで、費用は大きく変わります。この記事では、金額はご案内していません。現地確認のうえ、お見積もりをいたします。お気軽にお問い合わせください。

補助制度は、年度・条件で変わる

 省エネ設備への切り替えを支援する制度が、国や自治体で用意されることがあります。対象、受付の期間、手続きは、年度ごとに変わります。多くの場合、工事の契約や着工の前に、申請が必要です。早めにご相談ください。

今日からできる確認と、第一歩

お店の照明のチェックリスト

 当てはまるものがあれば、相談の目安です。

  • 商品の色が、実際と違って見えると感じる
  • 暗い、ちらつく、点きにくい照明がある
  • 蛍光灯や古い照明が、まだ多く残っている
  • 入口や看板まわりが、夕方以降に暗く感じる
  • 電気代や、ランプ交換の手間が負担になっている
  • お店の写真や動画を撮ると、映りが気になる

写真と、お店のイメージをお聞かせください

 ご相談の際は、いまのお店の写真、照明の種類、「こんな雰囲気にしたい」「この商品をきれいに見せたい」といったイメージをお聞かせください。ご希望を、照明の選び方に反映します。

⚠ 安全のために
脚立に乗って天井の器具を触るのは、転落や感電の危険があります。ご自身で行わず、専門の電気工事会社にご相談ください。

照明を、お店の魅力を高めるきっかけに

 LED化は、電気代や手間を減らすだけでなく、お店の雰囲気や、商品の見え方を、見直すきっかけにもなります。

 「うちのお店の場合は、どんな光がよいのだろう」と思ったら、まずは、お気軽にご相談ください。現地確認は無料です。帯広・十勝エリアで対応しています。

よくある質問

Q. LEDにすると、商品の色が変わって見えますか?

 LEDにも、ものの色を自然に見せやすいタイプと、そうでないタイプがあります。商品の色が気になる場合は、演色性(ものの色の自然さを表す数字)の高い製品を選ぶことが大切です。購入前に、サンプルや実際の見え方を確認することをおすすめします。

Q. 「演色性(Ra)」は、いくつあればよいですか?

 一般的な目安として、Ra80以上が、通常の用途で使われることが多く、色の見え方を重視する店舗では、Ra90以上などの高い製品が選ばれることがあります。商品や、お店のこだわりに合わせて、選び方を決めます。数字だけで決めず、実際の見え方の確認も大切です。

Q. 光の色(色温度)は、どう選べばよいですか?

 数字が低いと、赤みのあたたかい光になり、落ち着いた雰囲気に向きます。数字が高いと、青白くすっきりした光になり、清潔感や、活気のある雰囲気に向きます。お店の業種や、お客様に感じてほしい印象に合わせて選びます。

Q. 営業しながら、工事はできますか?

 営業時間外や、定休日、夜間などを使って、お店の営業に影響が少ない形で、工事を進める方法をご提案します。お店のスケジュールをお伺いして、無理のない日程で計画します。

Q. 費用はどれくらいかかりますか?

 灯数、器具の種類(ダウンライト、スポットライト、ダクトレールなど)、工事の内容によって大きく変わります。現地を確認したうえで、お見積もりをいたします。金額については、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

 この記事のポイントをまとめます。

  • LED化では、電気代や交換の手間だけでなく、お店の雰囲気や商品の見え方も、見直せる。
  • 演色性は、ものの色の自然さを表す。生鮮・衣料・美容など、色が大切な業種で重要。
  • 光の色(色温度)は、業種やお店の雰囲気に合わせて選ぶ。
  • 配光や、スポットライトの使い方で、商品や入口を印象的に見せられる。
  • 営業時間外の工事や、一部からの切り替えで、営業への影響を抑えられる。

帯広・十勝エリアの電気工事はセイトー電設へ

高圧受電設備・一般電気工事・アンテナ工事など、
どんなご相談もお気軽にどうぞ。

見積もり・現地確認は無料です。

帯広の電気工事についてもっと知りたい方は帯広電気工事.websiteもご覧ください。

関連記事

カテゴリー
アーカイブ