安全ブレーカーと漏電ブレーカー、落ちる原因はどう違う? 見分け方

一般電気工事

こんなお悩みはありませんか?

  • ブレーカーが落ちたとき、何が原因なのか分からず不安
  • 「漏電」と言われても実際どういう状態か想像できない
  • また同じことが起きたらどう対応すればいいか知りたい

ブレーカーには実は複数の種類があり、それぞれ「落ちる理由」がまったく異なります。この記事では、安全ブレーカーと漏電ブレーカーの違いと見分け方について、帯広・十勝の現場経験をもとにわかりやすく解説します。

📖 読了時間の目安:約6分

セイトー電設は帯広・十勝エリアで創業50年以上、地域の住宅・農業・工場の電気工事を手がけてきました。この記事は現場担当者が実際によくいただく「どのブレーカーが落ちたのか分からない」というご相談をもとに作成しています。

分電盤のスイッチ、実は種類が違うのをご存知ですか?

ブレーカーが落ちたとき、分電盤を開けてみても「どのスイッチが原因なのか分からない」という方は少なくありません。実は分電盤の中には役割の異なる複数のブレーカーが並んでおり、それぞれ落ちる原因がまったく違います。

分電盤の中にある3種類のブレーカー

一般的な家庭の分電盤には、主に「アンペアブレーカー(契約容量を管理するもの)」「漏電ブレーカー(漏電を検知するもの)」「安全ブレーカー(各部屋・回路の使いすぎを防ぐもの)」の3種類が並んでいます。どれが落ちているかによって、対応方法がまったく異なります。

見分けずに放置すると起こりうるリスク

「とりあえずスイッチを上げれば直る」と考えて、どのブレーカーが落ちたのかを確認せずに済ませてしまう方も多いのですが、実はこれには見過ごせないリスクがあります。特に漏電ブレーカーが落ちている場合は注意が必要です。

漏電とは、本来配線の中を流れるはずの電気が、劣化した被覆やコンセントの水濡れなどによって外部に漏れ出している状態を指します。これを「安全ブレーカーが落ちただけ」と勘違いして何度もスイッチを上げ直してしまうと、漏電箇所からの発熱が続き、最悪の場合は電気火災につながるおそれもあります。

安全ブレーカーとの混同が招くトラブル

反対に、安全ブレーカーが落ちているだけなのに「漏電では」と過度に心配してしまうケースもあります。安全ブレーカーは単純に「その回路で使える電気の量を超えた」というサインであることがほとんどで、家電の使い方を見直すだけで解決することも多いのです。まずは正しく見分けることが、余計な不安や誤った対処を防ぐ第一歩になります。

見分け方:スイッチの位置と表示で判断する

分電盤を見ると、スイッチが下に落ちているものが原因のブレーカーです。一番左側にある大きめのスイッチが「アンペアブレーカー」、その隣にあるのが「漏電ブレーカー」(テストボタンが付いていることが多い)、そして右側に複数並んでいる小さなスイッチが「安全ブレーカー」です。

それぞれが落ちたときのサイン

アンペアブレーカーが落ちた場合は、家全体が停電し契約アンペアを超えて電気を使ったことが原因です。漏電ブレーカーが落ちた場合は、家全体または一部のエリアが停電し、漏電が疑われます。安全ブレーカーが落ちた場合は、特定の部屋やコンセントのみが停電し、その回路の使いすぎが原因であることがほとんどです。

それぞれのブレーカーが落ちたときの対処法

落ちたブレーカーの種類によって、取るべき対応が異なります。以下の手順を参考にしてください。

  • 安全ブレーカーが落ちた場合:該当回路の家電の使用量を減らしてからスイッチを上げ直す
  • 漏電ブレーカーが落ちた場合:すぐに上げ直さず、まず該当エリアの家電の電源プラグを抜いてから、一つずつ様子を見ながら復旧を試みる
  • それでも繰り返し落ちる場合:自己判断で対応を続けず、電気工事士の資格を持つ専門業者に点検を依頼する

漏電ブレーカーは特に慎重な対応を

漏電ブレーカーが何度も落ちる場合は、目に見えない配線内部やコンセント内部で漏電が起きている可能性が高く、原因箇所の特定には専用の測定器が必要です。セイトー電設では有資格者が現地で漏電箇所を特定し、必要な修理をご提案しています。

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漏電ブレーカーのテストボタン、定期的に押していますか?

漏電ブレーカーには「テストボタン」が付いていることが多く、月に一度程度押すことで正常に作動するか確認できます。ボタンを押してブレーカーがきちんと落ちれば正常です。逆に、ボタンを押しても反応がない場合は、漏電ブレーカー自体が故障している可能性があるため、早めの点検をおすすめします。

十勝エリアの住宅で見られる漏電トラブルの傾向

十勝エリアは寒暖差や積雪による湿気の影響で、屋外に近い配線やコンセント部分の劣化が進みやすい傾向があります。特に築年数が経過した住宅や、屋外に設置されたコンセント・照明器具の配線は、経年劣化により漏電のリスクが高まることがあります。

農家さんの敷地内では、母屋とは別に納屋や倉庫に配線が伸びているケースも多く、こうした屋外配線の劣化が漏電の原因になっていることも珍しくありません。セイトー電設では住宅だけでなく農業用施設の配線点検にも対応しており、敷地全体を含めた確認が可能です。

よくある質問

Q. 漏電ブレーカーが落ちたら、すぐに火事になる危険がありますか?

漏電ブレーカーが正常に作動して電気を止めている状態は、むしろ安全装置が正しく機能している証拠です。ただし、何度も繰り返し落ちる場合は漏電箇所を放置していることになるため、早めに点検を受けることをおすすめします。

Q. どのブレーカーが落ちたか自分で判断できません。どうすればいいですか?

無理に判断しようとせず、分電盤の写真を撮って専門業者に相談する方法もあります。セイトー電設ではお電話やLINEでの相談も受け付けておりますので、まずは状況をお聞かせください。

Q. 漏電ブレーカーのテストボタンを押すとどうなりますか?

テストボタンを押すと、擬似的に漏電状態を作り出してブレーカーが正常に作動するかを確認できます。正常であればブレーカーが落ちますので、その後スイッチを上げ直せば通常通り使用できます。

Q. 点検を依頼する場合、費用はどれくらいかかりますか?

住宅の規模や状況によって異なりますので、まずはお問い合わせください。現地確認・お見積もりは無料で承っております。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • 分電盤にはアンペアブレーカー・漏電ブレーカー・安全ブレーカーの3種類がある
  • 安全ブレーカーは使いすぎのサイン、漏電ブレーカーは配線トラブルのサイン
  • 落ちた場所と範囲で、どのブレーカーが原因かをある程度見分けられる
  • 漏電ブレーカーが繰り返し落ちる場合は自己判断せず専門業者へ相談する
  • テストボタンを定期的に押して漏電ブレーカーの動作確認をする習慣も大切

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