工場や店舗など高圧受電設備を持つ施設の点検報告書に、「PAS」という言葉が出てきて、何のことか分からず困った経験はないでしょうか。帯広・十勝エリアでも、法人施設の電気設備を管理されている方から、PASについてのご質問をいただくことがあります。
この記事では、PAS(高圧気中負荷開閉器)の役割と、交換時期を判断するうえで知っておきたい基礎知識をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- PASとは何か
- PASの役割
- 劣化のサインと点検での指摘
- 交換時期の目安
- 更新工事の流れ
- 相談するタイミング
PASとは何か
PASとは「Pole Air Switch(高圧気中負荷開閉器)」の略で、電柱の上や敷地の引き込み部分に設置される高圧受電設備の一部です。電力会社から送られてくる高圧の電気を、施設内に引き込む手前で開閉するための装置です。
PASの役割
PASには大きく分けて二つの役割があります。ひとつは、施設内の設備を点検・工事する際に、電気の流れを安全に遮断すること。もうひとつは、施設内で地絡(電気が地面に漏れる状態)などの異常が発生した際に、自動的に電気を遮断し、周辺への影響を防ぐことです。
PASが正常に機能することで、施設内のトラブルが電力会社の配電網全体に広がることを防ぐ役割も果たしています。
劣化のサインと点検での指摘
PASは屋外に設置されているため、紫外線、雨、雪、気温の変化などにさらされ、経年劣化が進みます。年次点検の報告書で「経年劣化」「更新推奨」といった表記がある場合、内部部品の劣化や動作不良のリスクが高まっているサインであることがあります。
| 点検報告書の表記例 | 考えられる意味 |
|---|---|
| 経年劣化あり | 設置から年数が経過し、部品の劣化が進んでいる可能性 |
| 更新推奨 | 次回点検までに更新を検討したほうがよい状態 |
| 要注意 | 動作に不安要素がある、より詳しい確認が必要な状態 |
PASは高圧の電気を扱う設備のため、点検・交換作業には専門の資格と知識が必要です。異常を感じた場合は、必ず電気工事会社や点検を担当する電気管理技術者へご相談ください。
交換時期の目安
PASの交換時期は、設置環境や使用状況によって異なりますが、一般的に十数年程度で更新が検討されることが多いとされています。ただし、これはあくまで目安であり、実際の交換時期は点検結果に基づいて判断することが大切です。
更新を先延ばしにするリスク
劣化したPASを使い続けると、動作不良により、点検や工事の際に安全に電気を遮断できない、または異常時に正常に動作しないといったリスクが高まる可能性があります。点検で指摘を受けた場合は、早めに相談することをおすすめします。
更新工事の流れ
PASの更新工事では、作業中に施設全体が停電することが一般的です。そのため、事前に電力会社や施設利用者との日程調整が必要になります。一般的な流れは、現地調査、工事計画の作成、停電日程の調整、工事実施、動作確認という順番になります。
セイトー電設で対応できること
株式会社セイトー電設では、帯広・十勝エリアの工場・店舗・施設における高圧受電設備の点検・更新工事に対応しています。点検報告書の内容について分かりにくい点がある場合も、内容を確認しながらご説明します。
よくある質問
まとめ
PASは高圧受電設備の中でも重要な安全装置のひとつです。点検報告書で経年劣化や更新推奨と指摘された場合は、放置せず、早めに電気工事会社へ相談することをおすすめします。
帯広・十勝エリアで高圧受電設備の点検・更新についてお考えの場合は、お気軽にご相談ください。
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