街中を歩いているとよく見かける電柱。でも、そこに何がついているか知っていますか?電線もいろいろあって、一体どれが何のためのものなのか。今回のブログでは、「電線の種類」と「電柱に付いているもの」を中心に、初心者でも簡単に見分けられるポイントを分かりやすく解説します。街を歩くたびに、電柱を見る目が変わるかもしれません。電線と電柱の世界を一緒に学んでいきましょう!
目次
電柱と電線の基本知識
はじめに、電柱と電線が何なのか、基本的なことを知っておきましょう。
電柱の役割
電柱は、みなさんが街を歩いているときによく見かける、長い柱です。これは、電気や情報を運ぶための「電線」を支える大切な役目を果たしています。電柱がなければ、電線は地面に落ちてしまって、私たちの生活に必要な電気やインターネットなどが使えなくなってしまいます。
電線がぶら下がる理由
電線が電柱にぶら下がっているのは、地面から離して安全に運ぶためです。電線には電気が流れているので、地面に触れると危険ですし、人や車が通るのを邪魔してしまいます。電柱は電線を高い位置に持ち上げて、人や車が通る際に安全に街を通り抜けさせてくれています。
電線の基本的な役割
電柱にぶら下がっている電線には、いくつかの種類があります。電線の主な役割は、電気を運んだり、インターネットや電話の通信を運んだりすることです。たとえば、家でテレビを見たり、電気を使えるのは、これらの電線のおかげです。
電線の種類と特徴
電力線:家庭やビルへ電力を供給
電力線は、家庭やビル、工場などに電気を運んでいる大切な電線です。電力線には「高圧線」と「低圧線」の2つの種類があります。これらの名前はちょっと難しそうですが、簡単に言えば、電気のパワーがどれくらい強いかを表しています。
高圧線
「高圧」って言葉、なんだか「すごく強そう!」って感じしますよね。実際、高圧線はすごく強い電気(6600V)を運ぶための電線です。大きな電気をたくさんの場所に送る必要があるので、電気のパワーがとっても強くなっているんです。
高圧線は電柱のかなり上の方にあります。なぜかというと、強い電気が流れているので、人が近づかないように安全のため高い位置にあるんです。それに、電線が太くて頑丈な作りになっているのが特徴です。
低圧線
次に、「低圧線」です。高圧線の電気よりに強くない電気(200V/100V)を運ぶ電線です。家庭で使う電気は、低圧線で十分です。
低圧線は電柱の中ほどの位置(高圧線の下)にあります。この低圧線が、家庭の電気製品を動かすための電気を送っています。
これで、電柱にぶら下がっている電力線がどんな電線か、少し理解できましたか。 高圧線は電気が強く(6600V)、低圧線は高圧線より電気が弱い(200V/100V)と覚えておくと良いですね。
通信線:電話やインターネットのデータを運ぶ
電話線は、電話の通話を可能にするための電線です。また、インターネットの光ファイバーも通信線に含まれます。光ファイバーは、インターネットのデータを光の形で高速に運ぶ電線です。とっても細くて、中にはガラスが使われています。これがあるおかげで、高速なインターネットが楽しめます。今はスマートフォンが主流ですが、一時期は固定電話が主流でしたよね。電話線は比較的細く、電柱の中間くらいの位置(低圧線の下)に取り付けられています。
ケーブルテレビ線:テレビ放送を運ぶ
これはテレビの信号を運ぶ電線です。ケーブルテレビを見るためには、この電線が必要です。電話線と同じくらいの太さで、電柱の中間くらいの位置(低圧線の下)に取り付けられています。
電線の見分け方
電柱を見上げたとき、たくさんの電線がぶら下がっていて、どれがどれだかわかりません。少しのコツで電線を見分けることができます!ここでは、初心者でも簡単に電線を見分けるポイントをご紹介します。
電線の太さと色
電線の種類によって、電柱での位置が違います。たとえば、電気のパワーが強い「高圧線」は、電柱の上の方にあります。逆に、「低圧線」は中ほどにあります。通信線はさらにその下に敷設されることが多いです。
位置と高さ
電線の太さも、見分けるヒントになります。高圧線は大量の電気を運ぶため、太くて頑丈。一方で、低圧線はそれほど太くないです。電柱に近いところで太い電線を見つけたら、それは高圧線かもしれませんね。
電線の形状
電線には、まっすぐなものや、ざっくりとした巻き巻きのものなど、形もさまざまです。たとえば、家庭に電話やインターネットの信号を運ぶ電信線は、螺旋状に巻かれていることが多いです。
電線には、たまに小さなプラスチックの筒や板がついていることがあります。これらは、電線を保護したり、支えたりするためのもの。電信線にはこのような付属品がついていることが多く、これも見分けるヒントになります。
これらのポイントを覚えて、電柱の電線を見るときに活用してみてください。電線がただぶら下がっているだけではなく、それぞれが大切な役割を果たしていることがわかり、きっと電柱を見るのがもっと面白くなりますよ!
電柱に付いている機器とその役割
電柱を見ると、電線だけでなく、色んな機器が付いていることに気付きますね。これらの機器もとっても大切で、みんなの生活を支えています。一緒に見てみましょう!
トランス(変圧器)
電柱の上の方に、大きなドラムのようなものがついていることがあります。これを「トランス」と呼ぶんです。トランスは、電気の力を調整する役割があります。家庭で使う電気は、力が弱くても大丈夫ですが、工場などではもっと強い電気が必要です。トランスがちょうど良い力に調整してくれるんです。
避雷器
雷が落ちてきたとき、電柱が壊れないようにするための「避雷針」もあります。避雷針は、先がとがっていて、雷を引き寄せて地面に逃がす役割があります。これがあるおかげで、雷が落ちても電気が止まらないことが多いです。
通信ボックス
電柱には、四角いボックスがついていることもあります。これは「通信ボックス」と呼ばれ、電話やインターネットの信号を管理しています。もし、これがなければ、電話やインターネットが使えなくなってしまいます。
これらの機器が電柱にしっかりと付いているおかげで、私たちは毎日安心して電気や通信サービスを使うことができます。電柱に感謝しましょう!
電柱と電線、私たちの生活を支える大切な存在
電柱と電線は生活を支える重要な存在です。電柱には多くの電線が張られ、様々な機器が設置されており、これらが電気やインターネットを供給する役割を果たしています。電力線は、遠くの発電所から家庭まで電気を運び、通信線は情報通信を支えます。また、電柱には電力を調整するトランスや、雷対策の避雷針などが設置されています。これらの仕組みを知ることで、電柱を新しい視点で見ることができ、感謝の気持ちを持つことが大切です。
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