この記事はこんな人におすすめ
- ガスコンロからIHクッキングヒーターへの切り替えを検討している方
- 光熱費を抑えるためにエコキュートの導入を考えている方
- オール電化にする際、電気容量や工事の内容に不安を感じている方
「そろそろガス給湯器の寿命だし、エコキュートにしてみようかな」「火を使わないIHなら安心かも」と、オール電化への切り替えを考えるタイミングは多いですよね。特にお子様が自立されたり、リフォームを検討されたりする時期は、暮らしをより快適にする大きなチャンスです。
しかし、いざ調べ始めると「追加の電気工事が必要」「基礎がどうこう」といった専門的な話が出てきて、何から手をつければいいのか戸惑ってしまうこともあるでしょう。「ただ機械を置き換えるだけ」と思って進めると、後から思わぬ手間や費用がかかってしまうこともあります。
今回は、IHやエコキュートの設置を検討する際に知っておきたい注意点について、現場の視点からお話しします。難しく考える必要はありませんが、長く安心して使っていただくための大切なポイントを一緒に整理していきましょう。
目次
なぜIH・エコキュートの工事は事前確認が重要なのか?
IHクッキングヒーターやエコキュートの設置が「ただの家電設置」と違うのは、建物の電気の「キャパシティ(容量)」を大きく使うからです。
これまでガスを使っていたご家庭にこれらの設備を導入するということは、家全体の電気の使い方を根本から変えることを意味します。お湯を沸かしたり料理をしたりする膨大なエネルギーをすべて電気で賄うため、今の電線の太さや契約プランのままで足りるかどうかをしっかり見極める必要があります。
また、住宅の構造によっては、新しい配線を通すルートを確保するのに工夫が必要な場合もあります。こうした「目に見えない下準備」が工事の品質を左右するため、事前の現地調査が何よりも重要になってくるのです。
よくある誤解:「今のコンセントがそのまま使える」と思っていませんか?
「キッチンにコンセントがあるから、そこにIHを繋げばいいんですよね?」というご質問をいただくことがありますが、実はIH専用の電源が別途必要になります。
なぜそうなのかというと、IHは一般的な家電(100V)とは異なり、非常にパワーの強い「単相200V」という電気を使用するからです。通常のコンセントから枝分かれさせることはできず、分電盤(ブレーカーの箱)からIHの場所まで、専用の太い電線を直接引いてこなければなりません。
エコキュートも同様に専用の配線工事が必要です。「今の設備を外して新しいのを置くだけ」というイメージを持たれがちですが、実際には「電気の通り道を新しく作る」という工程が含まれることを知っておくと、工事費用の内訳なども理解しやすくなるはずです。「大がかりな気がして不安」と感じるかもしれませんが、安全に使い続けるためには欠かせないステップなのです。
プロが注目する「設置前にチェックすべき3つの軸」
私たちがIHやエコキュートの相談を受けた際、プロの視点で必ずチェックするポイントが3つあります。
1つ目は、「分電盤の空きスペース」です。専用のブレーカーを追加する必要があるため、今の分電盤に新しいスイッチを増やす余裕があるかを確認します。もし余裕がなければ、分電盤自体の交換や、小さな増設ボックスの設置をご提案することもあります。
2つ目は、「外の電線とメーター」です。家の中に引き込まれている電線が、IHやエコキュートの電力に耐えられる太さかどうかを確認します。古いお宅の場合、ここを新しくしないと契約アンペアを上げられないこともあるため、非常に重要なチェック項目です。
3つ目は、「設置場所の基礎とスペース」です。特にエコキュートは、タンクにお湯がたまると数百キロという重さになります。砂利の上にポンと置くわけにはいかず、しっかりとしたコンクリートの基礎が必要です。私たちは、将来的にメンテナンスがしやすいスペースが確保できるかも含めて、最適な場所を一緒に考えます。
現場で見つけた実例:寒冷地ならではの「配管」への気づき
十勝・帯広エリアでの工事で、特に私たちが気をつけているのが「冬の寒さ」への対策です。ある現場でエコキュートの設置を行った際、配管の断熱材を通常よりも厚めに巻き、凍結防止のヒーターを丁寧に施工しました。
「そこまでしなくても動くのでは?」と思われるかもしれませんが、氷点下20度を下回ることもあるこの地域では、このひと手間が数年後のトラブルを防ぐ分かれ道になります。地味な作業ですが、長く安心して使っていただくためには、地域の気候に合わせた施工が欠かせません。
お客様から「冬でも安心してお風呂に入れるよ」と言っていただけるのが、私たちにとって何よりの喜びです。派手な技術ではありませんが、地域の特性を知っているからこその配慮を大切にしています。
まとめ:暮らしに合わせた「最適な準備」を
IHやエコキュートへの切り替えは、毎日の家事を楽にし、光熱費を抑えるための素晴らしい選択肢です。しかし、その効果を最大限に発揮するためには、正しい電気工事と適切な設置計画が欠かせません。
「とりあえず安いところで」と決めてしまう前に、今の家の電気設備がどうなっているか、雪や寒さへの対策は十分か、といった点を一度プロに相談してみてください。正解は一つではなく、お住まいの状況やご予算に合わせて、いく通りもの準備の仕方があります。
焦って決める必要はありません。一つひとつの不安を解消しながら、これからの暮らしにぴったりの環境を整えていきましょう。状況が変われば答えも変わります。まずは「今の家ならどうかな?」と考えるところから始めてみてください。
ご相談への自然な誘導
「うちのキッチンにIHはつくかな?」「エコキュートを置く場所があるか見てほしい」といった、具体的な下見のご依頼もお待ちしております。工事を前提としない、費用感や設置可否の確認だけでも全く問題ありません。
現場を拝見すれば、電気容量の変更が必要か、どのようなルートで配線するかなど、より具体的なお話ができます。帯広・十勝の暮らしを支えるパートナーとして、地域の皆様が安心して新しい設備を迎えられるよう、誠実に対応させていただきます。

よくある質問(Q&A)
Q. 工事期間中はお湯やキッチンが使えなくなりますか?
A. 一般的にIHの交換は数時間、エコキュートの設置は1日で完了することがほとんどです。エコキュートの場合、その日の夜からお湯が使えるように計画を立てますが、一時的に断水や停電の時間が発生するため、事前にお客様とスケジュールを調整させていただきます。
Q. ガスからIHに変えると、専用の鍋を買い直す必要がありますか?
A. 最近のIHには「オールメタル対応」といって、アルミや銅の鍋が使えるモデルもありますが、基本的には磁石がつく鉄やステンレスのIH専用鍋が効率よく加熱できます。お手持ちの鍋が使えるかどうか、設置の際に一緒に確認することも可能です。
Q. エコキュートの音はうるさくないですか?
A. エコキュートは夜間に運転するため、寝室の近くなどは避けて設置するのが一般的です。エアコンの室外機と同じくらいの音ですが、お隣の家との距離なども考慮して、騒音トラブルにならないような設置場所をご提案します。
▶︎施工実績はこちら:
帯広・十勝でのIH・エコキュート設置事例を見る
▶︎参考情報:
経済産業省|電気工事士制度について
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帯広・十勝エリアで地域密着の電気工事会社として、住宅から法人まで丁寧に対応しています。
ご相談・お見積もりは無料です。
新しい設備を導入することで、これからの毎日がもっと楽しく、快適なものになりますように。何か気になることがあれば、いつでも気軽にお声がけください。皆様の暮らしのアップデートを、電気の面から応援しています。