電気工事業の資格について(施工管理技士編)
この記事では
・1級建設業経理士
・2級建設業経理士
・3級建設業経理士
・4級建設業経理士
・「建設業経理事務士」特別研修
について紹介します。
▼▼▼関連記事はこちら▼▼▼
電気工事施工管理技士は、発電設備や変電設備、送配電線設備などの電気設備における工事の施工管理が仕事です。資格の種類は、1級と2級があります。それぞれの試験に合格することで、現場での役割を担った技術者として仕事に従事できます。電気工事施工管理技士がおこなう施工管理は、施工計画・工程管理・安全管理・品質...
電気工事業の資格について(電気工事士編) この記事では ・第二種電気工事士 ・第一種電気工事士 ・認定電気工事従事者 ・特殊電気工事資格者 について紹介します。 ▼▼▼関連記事はこちら▼▼▼ 電気工事士とは 電気工事士は、電気工事業界に関する資格の中では一番必要...
目次
建設業経理士とは
会社の経理関係の資格として、多くの人が簿記検定を思い浮かべるかもしれません。しかし、同じ経理の資格の中でも、特殊な部類に分類される資格として「建設業経理士」があります。
簿記試験は幅広い業種で一定の評価を得られますが、「建設業経理士」は特に建設業で評価される資格です。建設業界への就職転職を検討している人にとっては、大きなアドバンテージです。
この資格は、建設業界で重宝する資格です。級が高くなるにつれて合格率も低くなっていきます。上級クラスの資格取得者がいることで、企業としては入札に有利になります。公共工事の入札では官公庁と契約を結びますが、その際「社内に2級以上の合格者がいる」場合は、経営事項審査の加点対象となるのです。加点方式は人数と有資格者の種類で決まり、1級建築業経理士は一人頭で1.0ポイント・2級建築業経理士は0.4ポイントが換算されます。
有資格者の人数によるポイント評価は「公認会計士等数値」という形で分類され、年間平均完成工事高に応じた公認会計士等数値を確保できていれば、所定の点数で入札時に評価されます。
有資格者がいるだけで加点されることから、応募先の事情によっては有資格者かどうかで採用の可能性が大きく変わる可能性があります。
建設業を目指していて、採用率を少しでも高めたいと考えている人は、まず2級の取得に向けて勉強を始めることをおすすめします。
受験資格
誰でも、希望の級を受験することが可能。1級と他の級との同日受験はできません。同日での1級の複数科目受験は可能です。
1級建設業経理士
試験内容
項目
建設業原価計算、財務諸表、及び財務分析
レベル
上級の建設業簿記、建設業原価計算及び会計学を修得し、会社法その他会計に関する法規を理解しており、建設業の財務諸表の作成及びそれに基づく経営分析が行えること。
科目合格の有効期限
1級各科目の合格は、合格通知書の交付日から5年間有効です。
合格通知書の交付日を基準日として、それ以後5年の間に行われる試験において、残りのすべての科目を取得すれば「1級建設業経理士」となり、合格証明書が交付されます。
有効期間内に3科目全てに合格できなかった場合、期間が満了した科目は合格が消滅します。1級取得のためには、合格が消滅した科目を再度受験する必要があります。
試験フロー
日程(上期)
受験申し込み期間 | 5月中旬から6月中旬まで |
試験日 | 9月中旬 |
合格発表 | 11月中旬 |
日程(下期)
受験申し込み期間 | 11月中旬から12月中旬まで |
試験日 | 3月中旬 |
合格発表 | 5月中旬 |
受講料
1科目 | 8,120円 |
2科目 | 11,420円 |
3科目 | 14,720円 |
合格率
財務諸表 | 20%〜30%程度 |
財務分析 | 20%〜30%程度 |
原価計算 | 20%〜30%程度 |
試験申し込み方法
2級建設業経理士
試験内容
項目
建設業の簿記、原価計算及び会社会計
レベル
実践的な建設業簿記、基礎的な建設業原価計算を修得し、決算等に関する実務を行えること。
試験フロー
日程(上期)
受験申し込み期間 | 5月中旬から6月中旬まで |
試験日 | 9月中旬 |
合格発表 | 11月中旬 |
日程(下期)
受験申し込み期間 | 11月中旬から12月中旬まで |
試験日 | 3月中旬 |
合格発表 | 5月中旬 |
受講料
2級 | 7,120円 |
2級・3級(同日受験)下期のみ | 12,620円 |
合格率
2級 | 30%〜40%程度 |
試験申し込み方法
3級建設業経理士
試験内容
項目
建設業の簿記、原価計算
レベル
基礎的な建設業簿記の原理及び記帳並びに初歩的な原価計算を理解しており、決算等に関する初歩的な実務を行えること。
試験フロー
日程
受験申し込み期間 | 11月中旬から12月中旬まで |
試験日 | 3月中旬 |
合格発表 | 5月中旬 |
受講料
3級 | 5,820円 |
2級・3級(同日受験)下期のみ | 12,620円 |
合格率
3級 | 60%〜70%程度 |
試験申し込み方法
4級建設業経理士
試験内容
項目
簿記のしくみ
レベル
初歩的な建設業簿記を理解していること
試験フロー
日程
受験申し込み期間 | 11月中旬から12月中旬まで |
試験日 | 3月中旬 |
合格発表 | 5月中旬 |
受講料
4級 | 4,720円 |
3級・4級(同日受験)下期のみ | 10,220円 |
合格率
4級 | 70%〜80%程度 |
試験申し込み方法
「建設業経理事務士」特別研修
特別研修とは
この特別研修は、講習と検定試験とを組み合わせて実施するものです。 最終日に行う検定試験に合格すると、建設業経理事務士の資格が取得できます。
建設業経理事務士特別研修(4級・3級)は、初歩の簿記の仕組みから、建設業特有の簿記・会計・ 原価計算を総合的に網羅して理解いただける内容です。 研修と試験がセットになった本研修を受講されますと、効率的に知識と資格の取得が可能です。 『簿記に関する知識をお持ちでない方』『改めて簿記を基礎から学びたい方』『新入社員研修として』 『現場に従事される方の建設業会計の理解増進』『自社の財務諸表を読解き経営の在り方を再検討 される方』等、本研修を活用いただく事により、独学より効果的に資格取得が可能になると考えます。
受講資格
4級 | 誰でも受講可能 |
3級 | 4級(有資格者)4級・3級の同時申込み可能 |
講習フロー
講習内容
4級
建設業経理の入門、簿記の基本から複式簿記の仕組みの理解。
<取引の仕分け>→<総勘定元帳への転記>→<試算表の作成>→<精算表の作成>→<決算書の作成>
までの一連の流れを習得する。
3級
建設工事の施工工程で発生する取引や、一般的な商取引に係る記帳処理上の問題点を学ぶ。 建設業の決算について、実務を踏まえた例題を多数用いての講義。特に重要である建設業の原価計算の基礎を確実に理解する。
時間
受講料
4級 | 23,100円 |
3級 | 34,650円 |
4級・3級 | 57,750円 |
試験申し込み方法
お問い合わせ・SNS
お問い合わせは下記リンクよりお願いします。