この記事はこんな人におすすめ
- 「漏電ブレーカー」が落ちてしまい、家全体の電気が止まって困っている方
- 漏電調査って何をされるの?時間はどれくらいかかるの?と不安な方
- 目に見えない「漏電」という言葉に、火災などの危険を感じて怖くなっている方
「突然、家中の電気が消えて、分電盤を見たら真ん中の大きなスイッチが落ちていた」……。そんな経験をすると、誰だって焦ってしまいますよね。しかも、それが「漏電」によるものだと分かると、「火事になったらどうしよう」「感電するかも」と不安が膨らむのは当然のことです。
漏電は水漏れとは違い、目に見えません。どこで電気が漏れているのか、どうやって見つけるのか。専門的な機械を持って職人が家の中を調べる様子は、一般の方からすると少し物々しく見えるかもしれません。ですが、安心してください。漏電調査は、住まいの安全を取り戻すための「健康診断」のようなものです。
今回は、帯広・十勝エリアで多くの漏電トラブルを解決してきた電気工事士の視点から、漏電調査が具体的にどう行われるのか、その裏側を分かりやすくお話しします。正体不明の不安を、正しい知識で安心に変えていきましょう。
目次
なぜ漏電の場所を特定するのは難しいのか?
漏電調査が難しいのは、電線が「壁や天井の向こう側」に隠れていることと、常に漏れているとは限らない「間欠的な漏電」があるからです。
例えば、雨の日だけ外灯が漏電したり、特定の家電が動いた瞬間だけ電気が漏れたりすることがあります。「さっきまで大丈夫だったのに」という不安定さが、原因特定を難しくさせている背景にあります。
また、家中のコンセントやスイッチはすべて繋がっているため、一箇所の不具合が家全体のブレーカーを落としてしまいます。どこか一箇所の「犯人」を見つけるために、消去法で一つずつ回路を切り分けていく地道な作業が必要になるのです。
よくある誤解:「漏電=すぐに火事になる」
「漏電していると言われたけれど、今夜寝ている間に火事にならないか心配」と仰るお客様がいらっしゃいます。もちろん放置は厳禁ですが、過度に恐れる必要はありません。
なぜなら、今の住宅には必ず「漏電遮断器(漏電ブレーカー)」が備わっているからです。電気が漏れた瞬間に、この装置がコンマ数秒という速さで電気を遮断してくれるので、大きな事故に至る前に防いでくれています。ブレーカーが落ちたということは、安全装置が正しく働いた証拠でもあります。
「壊れたから落ちた」のではなく「守るために落ちた」と考えてください。プロを呼んで調査を行うのは、その守ってくれた原因を取り除き、安心して電気を使える状態に戻すための前向きなステップなのです。
プロが行う「漏電調査」の3つのステップ
私たちが現場に到着してから、どのように原因を突き止めていくのか。その流れをご紹介します。
1つ目は「絶縁抵抗計による測定」です。専用の測定器を分電盤に繋ぎ、目に見えない電気の漏れ具合を数値化します。これにより、「どの部屋の、どの回路」で漏電が起きているかをまず絞り込みます。家全体を闇雲に探すのではなく、まずは「犯人のいる部屋」を特定する作業です。
2つ目は「家電製品の切り分け」です。回路が絞り込めたら、その回路に繋がっている家電(冷蔵庫、洗濯機、洗浄便座など)のプラグを一度すべて抜きます。実は、建物の配線ではなく「古くなった家電」が原因であることも多いのです。プラグを抜いて数値が改善すれば、原因はその家電だったことが分かります。
3つ目は「部位の特定と処置」です。家電を抜いても数値が悪い場合は、壁の中の配線やコンセント本体の劣化が疑われます。天井裏を覗いたり、コンセントを外して確認したりして、傷んでいる箇所を特定します。特定できれば、その部分を修理・交換することで、調査は完了です。
現場でよくある実例:意外な「ネズミ」と「雨漏り」
ある日、「漏電ブレーカーがどうしても上がらない」という緊急の依頼がありました。調査を進めると、屋根裏の配線で数値が異常を示していました。確認してみると、ネズミが電線をかじり、中の銅線がむき出しになっていたのです。
また、別の現場では、激しい雨の後にだけ漏電が起きていました。原因は、壁のひび割れから雨水が侵入し、屋外コンセントの裏側に水が溜まっていたことでした。こうした「予期せぬ外部要因」が漏電を引き起こすのも、現場ではよくあることです。
私たちはただ数値を測るだけでなく、こうした「建物の物語」を読み解きながら、二度と同じトラブルが起きないような対策を一緒に考えています。
まとめ:正解は「一つずつ、確実に」進めること
漏電調査の正解は、焦って無理に電気を復旧させることではなく、一つひとつの可能性を丁寧に取り除いていくことにあります。
「すぐに直してほしい」というお気持ちはよく分かりますが、見落としがあれば再発のリスクが残ります。プロの調査に少しだけお時間をいただくことで、その先何年も安心して過ごせる安全が手に入ります。
状況によって、1時間で終わることもあれば、じっくり調査が必要な場合もあります。ですが、どのような状況でも「安全を第一に考える」という軸は変わりません。一つずつ、確実に。それが漏電という目に見えない不安を解消する唯一の方法です。

「ブレーカーが落ちて、怖くて触れない」「原因が分からないけれど、とにかく一度見てほしい」という時は、迷わずお電話ください。調査にかかる費用や時間の目安、当日の流れについて丁寧にご説明します。
帯広・十勝エリアの皆様が、夜を不安な気持ちで過ごすことのないよう、私たちが確かな技術で駆けつけます。整理するための相談だけでも大歓迎です。まずは今の状況を、ありのまま私たちに教えていただけませんか。
よくある質問(Q&A)
Q. 調査の間、家中の電気は止まってしまいますか?
A. 基本的には家全体の電気を一度止めて測定を行いますが、調査が進めば「漏電していない回路」だけを先に復旧させることが可能です。冷蔵庫やリビングの明かりなど、最低限必要な電気を確保しながら調査を進める工夫をいたします。
Q. 調査費用はどれくらいかかりますか?
A. 状況によりますが、一般的な戸建て住宅の基本調査であれば数千円から、原因特定に時間がかかる場合や修理が必要な場合は追加で費用をいただく形になります。作業前に必ず概算をお伝えしますので、ご安心ください。
Q. 賃貸アパートで漏電が起きた場合、どうすればいいですか?
A. 賃貸物件の場合、まずは管理会社様や大家様へ連絡してください。建物の設備の不具合であればオーナー様負担での修理となるのが一般的です。ただし、ご自身の家電が原因の場合は自己負担になることもありますので、その見極めも含めてアドバイスさせていただきます。
▶︎施工実績はこちら:
十勝・帯広エリアでの漏電調査・改修の実績
▶︎参考情報:
経済産業省|電気工事士制度について
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漏電は、お家が発している「助けて」のサインかもしれません。そのサインを見逃さず、私たちがしっかりと受け止めて安全な状態に戻します。どうぞ安心してお任せくださいね。