この記事はこんな人におすすめ
- これから自宅の増築や大規模なリフォームを計画している方
- 間取りの変更に合わせて、コンセントやスイッチの配置にこだわりたい方
- 「電気のことは大工さん任せで大丈夫?」と少し不安を感じている方
「ここに新しい部屋を作ろう」「キッチンを対面式にして、最新の家電を並べたい」など、増築やリフォームの計画はワクワクするものですよね。新しい生活を想像しながら、壁紙やフローリングを選ぶ時間はとても楽しいものです。
しかし、華やかな内装の陰でつい後回しにされがちなのが「電気工事」です。「後からでもなんとかなるだろう」と思われがちですが、実はリフォームが始まってから一番「こうしておけばよかった」という後悔が出やすいのが電気の分野でもあります。
今回は、増築やリフォームを行う際に、これだけは押さえておきたい電気工事の注意点についてお話しします。現場でのリアルな経験をもとに、住み始めてから「使いやすい!」と感じるためのポイントを一緒に整理していきましょう。
目次
なぜリフォーム時の電気工事は後悔が起きやすいのか?
リフォーム時の電気工事で失敗が多い最大の理由は、電気の計画が「今の生活」ではなく「建物の構造」に引っ張られてしまうからです。
増築の場合、既存の建物からどうやって電気を引っ張ってくるかという制限があります。また、リフォームでは壊せない壁や柱があるために、思い通りの場所にコンセントが設置できないこともあります。「ここにあるのが当たり前」だと思っていたものが、工事の制約で難しくなる。その事前の説明が不足していると、完成後に大きなズレが生じてしまいます。
また、打ち合わせの段階では「図面」の上でしか判断できないため、実際の家具の大きさや家事の動線を具体的にイメージしきれないことも、情報の断片化を招く原因となっています。
よくある誤解:「大工さんに伝えてあれば、電気も完璧」
「リフォーム全体を取り仕切る大工さんや工務店に要望を伝えてあるから、電気のことも全部伝わっているはず」と安心される方が多いですが、ここには少し注意が必要です。
なぜそう言えるかというと、大工さんは「建てるプロ」ですが、私たちは「電気を流すプロ」だからです。例えば、「ここにコンセントが欲しい」という要望に対し、私たちは「その回路で電子レンジとトースターを同時に使っても大丈夫か」という負荷の計算まで行います。
大工さん任せにするのではなく、ポイントとなる場所では直接電気工事士と話をすることで、「ただ付いているだけ」ではなく「本当に使いやすい」電気環境が整います。「プロ同士の連携」に加えて、「施主様と電気工事士の対話」があることが、リフォーム成功の隠れた条件なのです。
プロが注目する「増築・リフォーム時の3つの確認軸」
後悔しないリフォームのために、私たちが現場で必ず確認するポイントを3つご紹介します。打ち合わせの際のチェックリストとして活用してください。
1つ目は「分電盤(ブレーカー)の空き容量」です。部屋を増やしたり、最新のキッチンを導入したりすると、使う電気の量は確実に増えます。今の分電盤に余裕があるか、あるいは契約アンペアを上げる必要があるか。これを最初に確認しておかないと、完成後に「すぐブレーカーが落ちる」という事態になりかねません。
2つ目は「コンセントの高さと数」です。標準的な高さ(床から25cm程度)で良いのか、それとも掃除機をかけやすい高さや、カウンターの上で使いやすい高さにするのか。「数は多すぎるくらいでちょうどいい」というのが、多くの現場を見てきた私たちの本音です。特にテレビ周りやデスク周辺は、想像の1.5倍の数を用意しておくことをおすすめします。
3つ目は「スイッチの場所と動線」です。新しい間取りになったとき、暗闇の中でスイッチを探さずに済むか。夜中にトイレへ行くときの通り道は明るいか。「家に入ってから寝室に行くまで」の動きをシミュレーションしながらスイッチの場所を決めることが、住み心地に直結します。
現場でよくある実例:増築部分の「Wi-Fi」の盲点
あるお宅で、離れのような形で一部屋増築された際のことです。電気もコンセントも完璧に設置しましたが、住み始めてから「Wi-Fiが届かない」という問題が発生しました。元の建物が厚い断熱材や金属製の外壁を使用していたため、電波が遮断されてしまったのです。
最近では、電気の配線と一緒に「LANケーブルの配管」を通しておくことが、リフォーム時の必須項目になりつつあります。「ネット環境まで考えていなかった」というお客様も多いですが、壁を閉じる前であれば安価に施工できます。
こうした「現代の暮らしに欠かせないインフラ」への配慮も、私たちの守備範囲です。地味なポイントですが、これ一つで生活の快適さがガラリと変わります。
まとめ:正解は「これからの暮らし」に寄り添うこと
増築やリフォーム時の電気工事に、決まった正解はありません。10年前の正解が、今のあなたにとっての正解とは限らないからです。
大切なのは、新しい空間で「誰が、いつ、何をするか」を細かく想像してみることです。「ここでアイロンをかけるかも」「ここにスマホの充電器を置きたい」といった具体的なイメージがあれば、私たちはそれを形にする最適な方法をご提案できます。
状況に合わせて、できること・できないことを正直にお話しし、納得のいく妥協点を見つけていく。そのプロセスこそが、後悔のない家づくりに繋がります。焦らず、一歩ずつ理想の環境を整えていきましょう。

「リフォーム会社から提案された図面があるけれど、電気の配置をセカンドオピニオンとして見てほしい」「増築する部屋に、どれくらいコンセントを増やせばいい?」といったご相談、大歓迎です。現場を拝見しながら、プロの目で見落としがないかチェックさせていただきます。
帯広・十勝エリアで、地元の気候や建物の特徴を知り尽くしている私たちだからこそできるアドバイスがあります。工事が始まってからでは手遅れになることもありますので、ぜひ計画の早い段階でお声がけください。あなたの理想の住まいを、電気の力でより確かなものにいたします。
よくある質問(Q&A)
Q. リフォームの電気工事だけを別の業者に頼むことは可能ですか?
A. はい、可能です。ただし、リフォーム全体の工程管理は大工さんや工務店さんが行っているため、スムーズな連携が必要です。まずはメインの施工会社様に「電気は馴染みの店に頼みたい」と相談してみてください。私たちからも施工会社様と連絡を取り、足並みを揃えて作業いたします。
Q. 増築した部屋の電気が暗く感じます。後から照明を増やすのは大変ですか?
A. 壁や天井を閉じてしまった後だと、新しく配線を通すために壁の一部を剥がしたり、露出配線(モール)にしたりする必要があり、少し手間がかかります。できれば工事中の「石膏ボードを貼る前」に、実際の明るさをイメージして追加・変更を検討されるのが一番お得で綺麗に仕上がります。
Q. 古い部分の配線は、リフォームに合わせて全部変えたほうがいいですか?
A. 築30年を超えている場合は、リフォームで壁を開けるタイミングで配線を更新することを強くおすすめします。古い電線は被覆が硬化して漏電のリスクが高まっているため、見た目が新しくなるこの機会に「中身の安全」も新しくするのが、もっとも効率的で安心な選択です。
▶︎施工実績はこちら:
十勝・帯広エリアでのリフォーム・増築電気工事の実績
▶︎参考情報:
経済産業省|電気工事士制度について
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